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御絵図とは
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●御絵図とは
御絵図  「御絵図(みえず)」とは琉球王朝時代に首里の王侯貴族、士族の着物のために描かれたいわゆるデザイン画である。また、琉球王府のデザイナーが作った御絵図約50枚が一冊に綴られたものを「御絵図帳」という

 御絵図は実物大の大きさに描かれ、色も織りあがりの色に忠実にぬられ、長さや幅、糸の本数なども厳密に文字で書かれた織物発注書に定められた。御絵図帳の図柄をもとに種糸をとり、絣括りをすればそのまま絣柄ができるようになっていた。

 薩摩藩が1609年琉球へ侵攻してきて以来1903年まで約300年の間、貢納布制度が続いた。 琉球王府は織物発注書と御絵図帳をもとに沖縄本島各地域や久米島、宮古、八重山地方の女性たちに反物を織らせた。女性たちは租税として布を納める義務を負うこととなり、難しいデザインの発注が来ると大変な苦労をして織り上げなければならなかった。また、今なお精巧で端正な織物として有名な久米島紬では、その昔王家御用紬に絣柄図案帳「御絵図帳」の規格が厳格に用いられたので高度な技術が発達し、洗練された高品質の織物となった。

 同じ御絵図でも異なった地色の御絵図がたくさん存在した。黒く地色がぬられている御絵図は黒に近いほど濃い藍色で染めることを意味していると考えられている。苧麻や木綿など白地の絣の着物を注文するための御絵図などもある。前者は宮古上布、後者は八重山上布などを注文するときに用いられたものと考えられる。そのような御絵図帳数冊、御絵図200枚ほどが今も王族の末裔である尚家や沖縄県立博物館などに残っている。


■絣の図案
絣パターン



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