
尚清王―ショウセイオウ―の時代の王位継承争いを巡っての一大絵巻。世継ぎとなる長男、太子尚元―タイシショウゲン―。側女の津堅親方―ツケンウェカタ―の妹との間にもうけた次男王子。
王は死の直前、大新城親方―ウフアラグスクウェカタ―に尚元の行末を頼み、この世を去った。しかし、太子は幼い頃から病弱で口も聞けない有り様。津堅親方は自分の妹の生んだ
王子を王位に仕立て上げようと企んだ。それを知った大新城親方は尚清王の遺言を守るべく一戦をも辞さない覚悟で尚元擁立に乗り出した。王位争いを巡って国の情勢は悪化し合戦寸前となる。劣勢の中、正義をつらぬく大新城も尚元の物言わぬ
不徳を嘆き落涙し、国を騒がせた罪と詫び、切腹しようとした。その時、太子が詩を詠む。人徳無にあらず、神のお告げの加き尚元の詩に、
諸臣下一同平伏し、遂に念願の国王の座に就いた。
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