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万物の源・ニライカナイ | 神々が現れる祭り | 神々が宿る祭り | 祭りを司る女性

万物の源・ニライカナイ
ニライカナイとは、神の住む海上はるかな遠い国であり、そこはあらゆる富、豊穣、生命の根源があるとされている。そして沖縄の伝統的村落には、ニライカナイから1年に1度神が訪れてきて、人々に祝福を与えて再び帰っていくという信仰があり、現在でも、その神々の来訪を演じる儀礼が、あちらこちらの祭りの中に残っている。
沖縄の穀物起源神話のなかのひとつに、次のようなものがある。
「海上はるか遠いニライカナイから、沖縄南部の東方海上に浮かぶ久高島に、麦、粟など五穀の種子が入った瓶が流れついた。しかし、その中には稲の種子は入っていなかったので、アマミキヨが天に祈り、鷲にニライカナイから稲の種子をとってくるように命じると、鷲は長い期間かかって3つの稲穂を口にくわえてきた。アマミキヨはそれをウキンジュ・ハインジュ(受け水・走り水)というところに播いた」
別の伝承によると、人間の生活にかかせない火もニライカナイからもたらされたものであるという。
ニライカナイは、あらゆるものの根源であるかのごとく捉えられ、そこから来訪する神々は、1年に一度、あらゆる生あるものの活力ある実りを意味する「ユー」(豊穣)を人々にもたらしてくれるものとされている。したがって、その年の穀物の取り入れが終わり、新しいユー(豊穣)の力が必要になる時、ニライカナイから神が訪れ、新しいユー(豊穣)を持ってきてくださり、ユーが「なおった」(新しくなる、再生するという意味)ことを、みなで祝うということが、祭りといえるだろう。

縄本島においては、村落の人々に迎えられ送られるニライカナイからの神は、目に見えない観念的な概念であるが、八重山においてはニライカナイからの来訪神は、はっきりと目に見える形をとっている。
神々が現れる祭り
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