大航海民族
ベーリング海峡移動説1ベーリング海峡移動説2
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ベーリング海峡移動説 スペース
これまで、南米アメリカ大陸の先住民、すなわちインディオの祖先である東北アジアのモンゴロイド集団は、氷河期の最盛期から終末期にかけて陸地になっていたベーリング海峡を歩いて渡り、新天地へ移動したと考えられてきた。ところが、1980年代に入り、各分野からこの説に異を唱える研究者が出てきている。たとえば、アジア原産の寄生虫、『鉤虫』が約3,500年前の南米インディオのミイラから検出された。この寄生虫は寒さには極端に弱く、排泄物を経由して広がっていくため寄生している人間が摂氏5度以下の環境で二年以上生活を続けると死滅してしまう。要するに、氷河期に凍って、徒歩で移動できるようになったベーリング海峡を何年もかけてモンゴロイドが渡っていったとすれば、この鉤虫に限っても死滅するのが当然と考えられる。厳寒のベーリング海峡を越えて南米大陸に移動した集団とは別 に、『鉤虫』を体内に宿したまま温暖な太平洋の大海原を渡り、南米へ移動したモンゴロイド集団の存在が明らかにされたのである。また、血液の成分の分析もすすみ、過去の航海技術の高さが証明されるのとあいまって、モンゴロイドの移動ルートの見直しは今日的な学問テーマとなっている。
ベーリング海峡

ベーリング海峡

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