人類学は何を語っているか
南米の縄文土器南米の縄文土器
南米の縄文土器 スペース
ペルーの北に位置するエクアドルのバルディビア文化からは、高い完成度を持つ紀元前200年以上前の土器が出土している。興味深いことにこの土器は、日本の縄文土器、その中でも特に九州で出土している土器との類似性が強く、その起源を縄文時代に求める研究者もいる。この土器を発見したエクアドル出身のエミリア・エストラーダ氏は日本の縄文土器との類似性を直感し、米国ペンシルバニア大学の考古学者・エヴァンズ夫妻へ鑑定を依頼した。1965年のスミソニアン博物館の学術報告書「エクアドル沿岸部の早期形成時代〜バルディビアとマチャリラ期〜」で世に出たが、縄文と南米をつなぐ大胆な発想は注目を集めたものの学会もこの説を容易に受け入れようとはしなかった。これらの土器が、その水準に至るまでの発掘途上の土器を伴わず、突如として技術的に高度ものが出現していることから、ほかの地域から持ち込まれた疑いが否定できないからである。
ペルー天野博物館 スペース 南米の縄文土器
ペルー天野博物館 南米の縄文土器
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