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チャンプルーな食文化
みんなで食べる文化
肉食文化と仏教思想
沖縄の食は医食同源の心なり
くすいむん料理
ターイユシンジ
イカの墨汁
チムグァーシンジ
イラブーシンジ

チムグヮーシンジ

 沖縄の方言でチムは肝臓、シンジは煎じ汁のこと。チムグヮーのグヮーは特に意味はなく、親しみを込めて名詞の語尾につけます。

 沖縄にはチムグワーシンジの他にも、ターイユ(鮒)シンジ、クーイユ(鯉)シンジ、イラブー(えらぶうみへび)シンジなど、たくさんのシンジムン(煎じもの)があります。昔からシンジムンは、普段食卓に並ぶ料理というよりも、もっぱらクスイムン(滋養食)として用いられてきました。どれも単品ではなく、薬草や野菜などと一緒にゆっくり煮出して、その抽出液をいただきます。その取り合わせによって薬効もさまざまのようです。一般的にチムグヮーシンジには、豚の肝臓の他に、豚赤肉、にんじん、ういきょうなどを使いますが、地域によって、家庭によって取り合わせは多少異なります。

 沖縄には、中国から伝わった「以類補類」の考え方があります。これは足の病は豚足で、内臓の病は豚の内臓で癒すというものです。チムグワーシンジは、昔から肝臓病に効果があると信じられてきました。その他、貧血や眼病にも効果があると言われていますが、なにより体力が落ちているときや疲れを感じたときなどに、クンチ(精力)をつけるためによく食されます。

 子どものころ病弱だったという人は、いろいろなシンジムンを飲まされた経験を持つようですが、やはり一番ポピュラーなのがチムグヮーシンジです。材料も揃えやすく、気軽に作ることができます。

 子どもに飲ませる場合は、かすかに塩味を効かせたりもしますが、本当は全く味つけをしないでいただくのが、シンジムンの飲み方です。そのためアファ(味が薄い)シンジとも言われています。

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