ワンダー沖縄とは、日本最大の地域デジタルアーカイブである。総ウエッブページ数1万ページ以上、高精細デジタル映像10時間以上。もはや、世界規模でみても最大級の映像デジタルアーカイブである。制作者総数500名以上。その8割以上は沖縄県の人々によって構成され、すばらしい作品の数々を作り上げることができた。総合プロデューサーとして、この場を借りて多くの協力者に心より御礼を言いたい。
総合プロデューサーとしての職務は、推進委員会で決まった方向に基づき、最新のテクノロジーを駆使し、時間内に、そして予算内で、より素晴らしいものを、多くの制作者と共に作り上げることにある。移り変わりが早いITの動向を見ながら、数年後に焦点を当て、常に仕事をしてきた。
ブロードバンドに代表されるインターネット環境の移り変わりや、デジタルテレビまでをも焦点に入れ、プログレッシブ撮影やサラウンドなど、沖縄への初めての技術移転を試み、その多くは成功したと自負している。また、このようなプロジェクトにありがちなハードウェア主体の進行ではなく、ソフトウェア主体の進行とした。
さらに、徹底的なユーザーの視点での制作を、現場に一貫して伝えてきた。やはりクリエイティブな現場は伝言では伝わらず、実際のクリエイターと頻繁に会うことではじまり、僕のここ1年の沖縄への訪問回数は、50回を超えることになった。そして、その日常は、その地域を深く愛することにつながり、総合プロデューサーという職を超えて、ひとりの沖縄ファンとして、きっと今後も通うことだろう。
文字から写真、そして映像へと変わるメディアの進化は、インターネットだけでなく、新聞、ラジオ、テレビと続いてきたマスメディアの進化と同じにして、地域アーカイブの進化も、いよいよ映像の時代である。しかし、その根底に流れるのは、いつの時代でも普遍的なテーマであるべきだ。
今後も沖縄をいつまでも愛していきたい。
総合プロデューサー
高城 剛
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